エジソンの母がメチャクチャ面白い。
好奇心旺盛な小学1年生が、先生を質問攻めにして困らせるのですが、それがメチャクチャ面白い。
どうして、1+1=2なの?
これに答えられるかが、教師の質を左右するのではないのかと思います。
賢人は、1つのみかんを半分に割って、1+1=3だと言いました。
さて、どう反論する?
これを小学1年生を相手に、数学的に説明するのは不可能です。
私なら、半分に割ったみかんをさして、「それは1つとは言わない。半分だよ。」と言います。つまりは、数学的に言う1/2のことですね。だから、1/2+1/2=1となるわけだ。
しかし、さらに、賢人君は、それを房に分けて、1+1=9だと言い出し、あげく、房の中の粒の数まで数えだしました。
さて、どうします?
結局は、分数の話と、「1ダースは12」と言うことを上手く例え話として説明できれば、解説できるのですが、それを小学1年生にどう説明するよ?という話なんですよ。
結局は、ラストシーンの伊東美咲のセリフの「きっと決まりなんだよ」で、解説せざるを得ないのですが、そこにたどり着くためには、どうするのか?ですよね。
私なら、「どうして賢人くんは、賢人くんなの?」と聞き返してやりますけどね。
さて、この問題をどう説明するかの問題で、教師の指導力と言うものが測れるのではないでしょうか?
松下由樹は、そういう意味では、かなり頭の固い駄目教師として描かれているわけです。
しかし、時代のニーズは、そうではないということも、上手く表現できていると思います。結局、親に求められるのは、松下由樹なのですから。
そして、ここで、さらに面白いのは、大学の潤教授の谷原章介が、科学的、無機的に解説してくるところです。
今まで、10進法で全て書いてきましたが、ここにきて、2進法1+1=10、論理和1+1=1など、科学的に1+1=2に限らないことを解説してきます。
この潤教授は、ガリレオ先生より変人です。
そして、これを学生に言わせるというなんともにくい演出。
でもね、今時の文系学生は、そんなことヒョイヒョイ思いつくわけないでしょ。分数も出来ないのに…まぁ。それは置いといて。
設定として面白いのは、こういうところなんですが、劇中には描かれてませんが、さらに、注目すべきだと思うのは、現在の教育指導要領です。(現在の教育指導要領が良いものかどうかは今回議論しません)
松下由樹のような指導は、現在の指導要領では規格外で、実は、教育指導要領で求められている生徒・児童の人物像は賢人くんみたいな好奇心旺盛な子どもなんです。
それを阻害することなく、育てていくことを目的としています。
しかし、現実の時代のニーズは、上記の通りでしょうし、そして、教師も1昔前の教師が殆どです。
以前、ようは人事だと書いた事がありますが、古い制度のもと雇った人材が、新しい制度に翻弄されているのが、今の現状だと考えています。
実は、その辺りが、このドラマの裏の部分で見え隠れしているんです。
この「エジソンの母」は奥が深いですよ。
好奇心旺盛な小学1年生が、先生を質問攻めにして困らせるのですが、それがメチャクチャ面白い。
どうして、1+1=2なの?
これに答えられるかが、教師の質を左右するのではないのかと思います。
賢人は、1つのみかんを半分に割って、1+1=3だと言いました。
さて、どう反論する?
これを小学1年生を相手に、数学的に説明するのは不可能です。
私なら、半分に割ったみかんをさして、「それは1つとは言わない。半分だよ。」と言います。つまりは、数学的に言う1/2のことですね。だから、1/2+1/2=1となるわけだ。
しかし、さらに、賢人君は、それを房に分けて、1+1=9だと言い出し、あげく、房の中の粒の数まで数えだしました。
さて、どうします?
結局は、分数の話と、「1ダースは12」と言うことを上手く例え話として説明できれば、解説できるのですが、それを小学1年生にどう説明するよ?という話なんですよ。
結局は、ラストシーンの伊東美咲のセリフの「きっと決まりなんだよ」で、解説せざるを得ないのですが、そこにたどり着くためには、どうするのか?ですよね。
私なら、「どうして賢人くんは、賢人くんなの?」と聞き返してやりますけどね。
さて、この問題をどう説明するかの問題で、教師の指導力と言うものが測れるのではないでしょうか?
松下由樹は、そういう意味では、かなり頭の固い駄目教師として描かれているわけです。
しかし、時代のニーズは、そうではないということも、上手く表現できていると思います。結局、親に求められるのは、松下由樹なのですから。
そして、ここで、さらに面白いのは、大学の潤教授の谷原章介が、科学的、無機的に解説してくるところです。
今まで、10進法で全て書いてきましたが、ここにきて、2進法1+1=10、論理和1+1=1など、科学的に1+1=2に限らないことを解説してきます。
この潤教授は、ガリレオ先生より変人です。
そして、これを学生に言わせるというなんともにくい演出。
でもね、今時の文系学生は、そんなことヒョイヒョイ思いつくわけないでしょ。分数も出来ないのに…まぁ。それは置いといて。
設定として面白いのは、こういうところなんですが、劇中には描かれてませんが、さらに、注目すべきだと思うのは、現在の教育指導要領です。(現在の教育指導要領が良いものかどうかは今回議論しません)
松下由樹のような指導は、現在の指導要領では規格外で、実は、教育指導要領で求められている生徒・児童の人物像は賢人くんみたいな好奇心旺盛な子どもなんです。
それを阻害することなく、育てていくことを目的としています。
しかし、現実の時代のニーズは、上記の通りでしょうし、そして、教師も1昔前の教師が殆どです。
以前、ようは人事だと書いた事がありますが、古い制度のもと雇った人材が、新しい制度に翻弄されているのが、今の現状だと考えています。
実は、その辺りが、このドラマの裏の部分で見え隠れしているんです。
この「エジソンの母」は奥が深いですよ。
コメント