面白いですねぇ。
どうして、鳥やちょうちょは空を飛べるのに、人間は飛べないの?
ねぇ、どうして?

「どうしてもです。」

なんて、先生や親が答えてしまっては、明らかに、指導力不足ですね。ハイ。

今回は、こんな「どうして?」が連発するわけですが、少々成長した伊藤美咲は、
「どうして?どうして賢人君は、空が飛びたいの?」と反撃します。
子ども達はこれを「どうして?返し」と名づけました。

とりあえず、科学的に反論するならば、まず、ガスとは何かを説明するべきでしょう。
ガスとは、主に気体を指すものであって、確かに、ヘリウムガスならば浮きますが、炭酸ガスならば浮きません。
都市ガスは浮かびますが、プロパンガスは浮きません。
カセットコンロのガスは・・・多分、浮かない。

従って、何でもガスという名のものを入れれば浮くわけではないということ。

次に必要なのは、人1人浮かすために必要なガスの量。
何故、気球はあそこまで大きいのか?それは、そのくらい多量のガスを溜め込まなければ、浮く事が出来ないからです。

さて、賢人君の中に、あれだけのガスを溜め込むことは出来るかな?

と言えば、納得してくれないでしょうかね?

次は、何故、鳥は飛べるのに、人は飛べないのか?と言うことですが、これは、単純に重さで攻めましょう。

鳥と賢人君では、どっちが重いかな?
軽くないと飛べないんだよ。

とか言っておきましょう。

実際、空を飛ぶ生物の軽量化のための工夫には、感動を覚えるものも少なくありません。
空を飛ぶ上で、その重量と言うのは、非常に大きな意味を持っています。

とまぁ、こんな感じで、賢人君を科学的に潰したいと思いながら、見ています。

それにしても、教師陣の指導力不足が気になります。
看護婦さんでも知っているメビウスの輪くらい知っておいてください。

でも、良いなと思ったのは、前回、あまりにも酷い駄目教師ぶりを見せた松下由樹のセリフ
「だとしたら、あなたは、全く逆のことをしている。あなたのせいで、お母さんに何回頭を下げさせたの?」

賢人君、泣き出しちゃいました。

まぁ、結局は、全てここに来るんだと思います。

何故、人を殺してはいけないの?
それは、その人が死んで、悲しむ人がいるからだよ。

何故、自殺してはいけないの?
それは、あなたが死んで、悲しむ人がいるからだよ。

こんな事を言うと、こう反論しますか?
悲しむ人なんかいねぇんだよ!

そんなことは、ないはずなんですが、どうしても、そう言うのであれば、こうしましょう。

人が死ぬと、困る人が出てくるからだよ。

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