倖田來未の話題が、かなり大きな話題になっているようです。

私は、ラジオを聞いていたわけではありませんので、どういう流れで、そういった言葉を発してしまったのかわかりません。あくまでも、後の報道から感じることなのですが・・・

確かに、倖田來未は、失言をしてしまったんでしょう。
でも、本当は、ここまでのバッシングを受けなければいけないほどの内容なんでしょうか?

とりあえず、謝罪の仕方が下手です。

この失言は、ただの比喩表現なんですよ。
だから、内容自体は、特に大きな問題ではありません。

実際に、「羊水が腐る」ことはないでしょうが、高齢出産のリスクが高いことは、周知の通りです(仮に知らないのであれば、自分の無知に恥じるべきで、倖田來未をバッシングしている場合ではありません。もっと勉強しましょう。)。

しかし、そこは、まがいなりにも作詞も行うアーティストですよ。ただ、「高齢出産はリスクが高い」と言えば、面白みの欠片もありません。
データを並べて、「ダウン症の発症率が・・・」とか「流産死産の割合が・・・」なんて、倖田來未がラジオで言い出したら興ざめです。
これらのセリフは、芸術家の仕事ではなく、科学者、医者のセリフです。

ですから、作詞家としては、それを少しでもわかりやすく、しかも、オリジナリティーのある言葉に変換して発する必要があります。それが、作詞家としてのセリフ。

それが、たまたま「羊水が腐る」という言葉となっただけです。

しかし、その言葉が問題なのであれば、それは、たぶん問題なんでしょう。

ですから、謝罪は必要になってくるんだと思います。

しかし、そのとき、どう謝るかです。

私は、こう謝るべきだったんだと思います。
今回、私の言葉で多くの方々にご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
高齢出産に対するリスクは、非常に高く、20代での出産とは比べ物になりません。
私のマネージャーを含め、若い方々へのエールのつもりだったのですが、逆に、高齢出産を控える方々を傷つける結果となってしまい、大変申し訳ありませんでした。


こう言っておけば、何に謝罪しているのか、何故このような発言に至ったのかが明白です。

今の報道だと、何に謝っているのかがよくわからないですよね。

ちなみに、この技法をとって、事なきを得たのは、かの東国原知事です。
彼はタミフルによる異常行動について謝罪した時に、このような技法をとりました。

ところで、今回の話と、沢尻エリカの話を一緒くたにしている人、報道がありますが、今回の倖田來未は、あくまでも、比喩表現の失敗であり、人間性を問われている沢尻エリカの失態とは、その質が違います。

おそらく、彼女は今、パニックだと思います。
たぶん、何が悪かったのかすら、理解できていないと思います。(実際、悪いところは何もないわけで。もし、悪いと言うのであれば、そこらへんの医者全員悪いことになりますから)
こういうときに、周りの、特に、エールを送ってもらったマネージャーがしっかりと道しるべをしてあげなければ、いけないんですよ。
東国原知事の秘書は、かなり出来る人だったんだと思います。

それにしても、この程度の比喩表現が認められない国になってしまったなんて、日本もこの先真っ暗だな・・・

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