ガソリン税の減税に反対かと聞かれれば、それは、YESとは答えません。
逆に、賛成かと聞かれれば、それにも、YESとは答えません。

なぜならば、どっちもどっちだと考えているからです。

ガソリンの値段が200円を超えれば、需要が減る見込みはありそうな、アンケート結果、統計結果が出ているそうです。
参考(http://diarynote.jp/d/48010/20080130.html)

そして、諸外国では、京都議定書の影響かどうか知りませんが、ガソリン税の増税に踏み切っているそうです。

その中で、福田総理の言う、「洞爺湖サミットで、ガソリン税を下げましたなんて言って、これから先、主導権が取れますか?」というのは多分、本当なんだと思います。

国際戦略として、ガソリン税の減税がマイナスに働くならば、とりあえず、減税を見送る、あるいは増税し、所得税、あるいは、消費税等を減税してくれた方が、まだ良いのかもしれません。

しかし、1消費者として、考えてみれば、安くなると言うのは、良いことで、お財布も喜びます。
そこに、自由という論議も出てくるのでしょう。
それはそれで、良いことだと思います。

その中で、今回の民主党の行動について、どう考えるかです。
確かに、ちょっとやそっと、池の水をかき回したとして、その影響など誤差の範囲です。
長い目で見れば、この誤差により何が変わることもないでしょう。
しかし、誤差の範囲だからと言って、いたずらに池の水をかき回すならば、誤差の範囲内で、悪い事が起こるでしょう。
例えば、フナや稚魚が死んだりと。

まぁ、こんなのよくある誤差の範囲です。

しかし、いたずらに、フナや稚魚を殺すことは、道徳的に見れば、よくないことであることは、間違いないことです。
これが、弱っているフナや稚魚を淘汰するためにかき回しますと言うのであれば、話は別ですけどね。

話を戻すと、減税するのであれば、減税すればいいし、しないのであれば、しないで良い。
結局、はっきりしろよ!と言うのが、おそらく、国民の本当の声だと思うんです。

その中で、今回、期間限定の減税が行われることになったわけです。

昨日、民主党が何をしたいのかわからないと書きましたが、あのあとニュースを読んでいると、どうも、民主党は、自分たちの力を国民に見せ付けたかっただけのようです。
小沢さん、こんなこと言ったそうじゃないですか。
「過半数取れたおかげで、今回のような事が出来ました。」

私には、この言葉がこう聞こえてきます。
「今月末、強行採決により、ガソリン税は元に戻ります。しかし、我々は、1ヶ月と言う短い期間ではありますが、減税に成功しました。これも、皆さんの1票のおかげです。」

なんか、オレたちでも、やれば出来るんだ!すごいだろ!と、いじめっ子がいじめられっ子を殴って、力があるように演出しているようにしか見えません。
他の人が、どんなに迷惑しているかも考えずに。

まぁ、これを、いつぞやの地域振興券のような、一過性の国民還元として、位置づけるのであれば、また話は変わってくるのでしょうが、そのような意図は今のところ感じられません。

さぁ、民主党どうする?!これで満足して終わるか?

それにしても、小泉さんがいなくても、政治は最高のエンターテーメントですね。
そして、それを演出しているのが、我々の1票だと言うのですからなお面白いです。

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