ガリレオの苦悩

2008年12月21日 読書
いつだったか、BOOK OFFをウロウロしていたら、800円で売っていたので、迷わず買ったものですね。

買ってからも、地区予選までは読んでる場合ではなかったので、今まで放置していたんですが、やっと読み終わりました。

やっぱり、面白いですね。

それにしても、今回から、内海薫が登場したのですが、完全に、草薙を喰っちゃってますね。
ドラマ同様のストーリー運びになっています。
そして、草薙が弓削さん的ポジションに格下げされていました。
ドラマから入っている私としては、この方が読みやすいし、なんたって、華があっていいです。

さて、第一章の「落下る」、第二章の「操作る」は、書籍化する前にドラマ化していたので、内容は知っていたんですが、それでも後半3つの「密室る」「指標す」
「攪乱す」は、初めてでしたので、かなり楽しめました。

好きだったのは、「密室る」「攪乱す」ですね。

それに、今回は、ガリレオの苦悩ということで、様々な人間的な部分がクローズアップされていて、読み応えがあると思います。

だんだん、ガリレオ先生に人間的な部分が増えてきて、面白いのではないかと思います。

特に、帯に書かれているキャッチフレーズが
科学を殺人の道具に使う人間は許さない。-絶対に。
ですからね。

無機質なガリレオ先生の言葉としては、ちょっと意外性があると思うんですよね。

それに、各章のキャッチフレーズに
人の心も科学です。とてつもなく奥深い
人間が生み出した謎を解くには、人間のことを知っておく必要がある。

なんて書いてあるので、かなり人間的なことにガリレオ先生が近づいて行っていることがわかります。

この辺は、容疑者Xの献身の影響だとは思います。

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