賞味期限が切れたお弁当は、ゴミ箱に処分されると言うよりは、バイト君のお腹の中に処分されるので、今回のこのニュースを悲しんでいる人は、けっこう、多いと思います。

と言うのは置いておいて、コンビニ弁当が値引きされないのは、確かに、不思議な現象ではありました。
ただ、なかには、値引き販売をしている店もあったので、まぁ、店によりけりなんだろうと思ってはいたんですが・・・

ところで、この今回の一件ですが、結局、機会損失について考えれば、カラクリが見えてくると思われます。

まず、1つは、「売れ残るほど、仕入れるなよ!」と考えませんか?
私は、考えます。

結局のところ、売れ残るほど仕入れるから、在庫を抱えることになるんです。
この問題を考える上で、販売状況を的確に判断し、在庫が残らないような仕入れを行えば、全ての問題は解決します。

ただし、こういう場合の機会損失は、売切れてしまうことにより、売り切れた後に来てくれた人の消費を失ってしまうことになります。

実は、店では、これを一番嫌っているみたいです。
なので、コンビニに限らず、どの店も、売切れてしまわないように多めに仕入れているようです。

この売れ残りをどうするかが、今回の問題です。

この売れ残りを、見切り販売することによって損失を減らそうと言うのが、今回の問題です。

しかし、この見切り販売により、新たな機会損失を招いているのも事実です。

本来、定価で販売されるべき弁当が、見切り品として半額で提供されるならば、本来、定価で消費されるべき弁当が、売れなくなってしまいます。
これも、機会損失です。

おそらく、本社側は、これを言っているんだと思います。

コメント

猿滑骸骨
猿滑骸骨
2009年6月28日21:35

とみいさんは理科系だから、ちょっとしたモデルを作って計算してみたらどうですか?

弁当が売れる確率分布を仮定して、フランチャイザーとフランチャイジーの期待利益最大化問題を解くと、彼らの行動が説明できると思います。

それから、本社は、店の仕入れ量に干渉しているんじゃないでしょうか。売り切れを出させずに、なおかつ店側に損失をおしつける仕組みを作っているとか。

とみぃ
2009年6月29日22:10

書き忘れていました。

仕入れ量の干渉はあるらしいです。セブンイレブンではなくファミマの話ですが。
ですので、独占禁止法違反というのは、正しいんだとは思います。