まさか、本棚が動くなんて、夢にも思わなかったわ。
てっきり、一番奥が開くものだと思っていたのに。

思ったより、手ごわかったけど、アロエさんに勝ったわ。
さすがに、私のつったーたちの敵ではなかったわね。

アロエさんに勝つと、突然、学芸員さんが飛び込んできたの。

嫌な予感がしたわ。私は、のんびり散歩がしたいだけなのに、また、なにかトラブルに巻き込まれるんじゃないかと。

案の定、巻き込まれたわ・・・

ありえない。

また、あの不思議ファッション。
今度は、カイリューの頭蓋骨を持ってった、て言うの。

意味がわからないわ。不思議ファッション。

しかも、また、現れたの。チェレン君・・・
もう、ストーカーとしか思えないわ。

ヒウンシティのジムリーダー・アーティさんまで現れて。
なに?この野次馬根性。人集まりすぎでしょ?

アーティさんにヤグルマのもりに連れていかれてしまって。

最悪・・・

しかも、アーティさんたら、女の子の私に、険しい道を1人で行けって言うの。自分は、楽な道を進むからって。

ありえないわ。なに?この仕打ち。
私は、女の子なのよ。子どもなのよ。

しかも、先回りして待ち伏せするとか言って、実は、こっそり私の後ろをつけてきてたのよ。
信じられる??

ありえないわ・・・

今まで、チェレン君が最低だと思ってたけど、Nといい、アーティさんといい、不思議ファッションといい、チェレン君がステキに見えてくるわ。

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