タダ券があるので、フラッと見に行きました。

酷かったです。酷い映画だ・・・

まぁ、言いたいこととか、思想とかの批判はしませんが、ストーリー展開がメチャクチャだった・・・

展開に無理がある。

「日本奪還」が副題のようだが、日本を奪還するシーンは無かった。

なぜ、日本が侵略されてしまったのかも、描かれていなかった。

それに、日本の国防の話から、信仰へのシフトが意味不明。
国防の話から、それを見抜いていたというのも、意味不明だ。

もうちょっとうまく作れよと思う。

例えば、話が始まった段階では、なぜか、日本は侵略されていた。でも良いと思う。
歴史的背景はわからないが、なんか、弾圧されている。と言われたほうが、まだ、面白い。それが、既成事実になってしまえば、過程はいらない。

でも、その侵略のシーンを描いてしまったら、その過程が重要になってくる。
なぜなら、それが、パンフレットに書かれている主題だからだ。

なのに、中途半端に、断片だけが流れるので、それがつながらない。

そしてなにより、武力による侵略を、説話で解決するのは、不可能だろう。
なぜなら、言葉で交渉できないから、力で解決しようとするのだ。

武力行使をされて、丸腰の一市民が解決することは、できない。

ラストシーンも、あれだけの軍隊が展開しているところで、講演を行えば、何かものを言う前に、撃たれるだろう。
そして、それが、世界中継されて、結局、たてつくやつは殺される。ということになって終わり。
浮世離れしているにもほどがある。

結局のところ、なんで、こんな設定にしたのかが判らない。

単純に、独裁者の登場により、憲法が改正され、宗教が禁止され、弾圧されている。で良いと思う。

取り締まりは、警察が行うので、武器は警棒程度で、その他は登場しない。捕まると、どこかに連れて行かれる。殺されるわけではない。

この程度の設定であれば、無理なく、ストーリー展開すると思う。

脱獄もしよいし、ゲリラ演説もしやすいだろう。

結局、ハデにするだけして、意味不明になっている。

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