そうだ!!仙台へ行こう!!(10) ~朝からヘビィだぜ!!~
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やっぱり、東北に行ったら、行ってみないといけない所があるな。と思い、タクシーを呼んだ。

語り部タクシー。(https://www.sendaichuotaxi.co.jp/charter/kataribe.html

震災の爪痕を、タクシーの運ちゃんが、解説付きで案内してくれるという企画。

費用は2時間で1万円以上。
1人だときつい。タクシー1台いくらなので、4人まで乗れるわけですから、4人だと、常識的な値段になるよね。
運ちゃんも1人で利用なので、驚いたと言っていました。

でも、せっかくだから、利用してみた。

まだ、ポケモンセンターも、観光地も眠っている朝に、回るのが効率的かな?と思って、朝、予約しました。

8時半に出発。
解説付きで、色々連れて回ってくれました。

良かったです。

タクシーの運ちゃん自身も、津波に襲われて、九死に一生を得たって感じの人で、その体験談も、聞けて良かったです。

で、色々見て思ったのは、完全に、更地になってしまっているという事。
そして、そこに、帰ることができない状態であるということ。

津波危険区域に指定され、住むことができないのだそうです。
最近、やっと、商業施設の許可が下りたとか、プレハブでのコンビニの営業が許可されたとか、何年も経っているのに、生々しかったです。

松林がきれいな海岸線だったらしいのですが、津波になぎ倒され、数えられるくらいの松しか残っていませんでした。

でも、意外だと思ったのは、津波にのまれたという地域の家も、形はきちんと残っているんですよね。
窓ガラスや壁がやられて、ブルーシートで囲ったりしてましたが、基本、形が残っている。

もちろん、そうでない建物もあって、そんなのは、撤去されているんですが、やはり、津波の威力がいくらすごくても、2階にいれば、かなりの確率で大丈夫という事なんだなと思いました。

実際、運ちゃんの話だと、
公民館の2階ではヤバいと思い、小学生の息子を近くの小学校に避難させ、自分は、事情があって、死を覚悟して公民館に残ったら、公民館の2階は、何とか助かったが、避難途中で、息子は津波に巻き込まれて・・・
なんて、話もあったそうです。

何がどうなるかなんて、わからないんだなと思いました。
やりきれないでしょう・・・

まだまだ、悲惨な状態が残っている仙台の海岸線でした。

写真1枚目は、何も写っていないですが、ここは、かなり大きな集落だったそうです。
今は、なにもありません。

写真2枚目は、ある中学校。
見えますか?掲示板に線が入っているのが。
ここまで水が入って来たそうです。

写真3枚目は、ある小学校。
ここも、1階部分は浸水したそうです。
1階部分の窓が残っていないことが確認できるでしょうか?
全て流されたという事です。

どちらの学校も、現在無人。
そらそうですよね。集落が流されて、人はいないんですから・・・

ちなみに、あの日は、宮城県内の多くの中学校で卒業式が行われていたそうです。
午後の出来事だったので、卒業式が終わって、帰宅したところに・・・
という事らしいです。

つまり、中学校を無事卒業したその直後に、天に召されたという事なんです。

やり切れません・・・・

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