「嫌韓ムード拡散」の波紋 わさびテロ、暴行疑惑…もはや“空騒ぎ”ではないか
大阪・ミナミの人気すし店が10月、海外からの旅行客にわさびを過剰に入れたすしを提供していたとして謝罪に追い込まれた。わさび増量のすしを出されたという韓国人客がインターネットで「わさびテロ」「差別だ」と書き込んだことがきっかけ。店側は「(中国・韓国人客からの)わさび増量の要望が多く、了解なしにサービスとして提供した。差別の意図はなかった」と説明したが、店側による真偽不明の差別的言動がネット上で流布され、日本の“民族差別”との誤解が広がりかねない状況だ。さらに、別のトラブルも重なり、韓国メディアの報道が検証を欠いたまま「大阪で嫌韓ムード拡散」と過熱し、日本の報道機関も後追いする…。もはや“空騒ぎ”ではないか。(以下略)
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220161017517/


だめだ・・・理解できない。
このニュースは、行き過ぎたサービスにより、不快な思いをしたというニュースで、それ以上でもそれ以下でもない。要は、有難迷惑である。

なんで、日本で人種差別とか、民族差別として報道されないといけないのか?

確かに、「アジアからの旅行客は、日本らしいきめ細やかなサービスを最も期待しているのに、『○○人だから』と画一的な対応をしてしまったことが批判や失望を招いた」というのは、正しいと思う。
つまり、サービスを履き違えたというか、間違えたというか・・・
でも、逆に上手くいけば、何も言わなくても、自分の好みに合わせて、サービスしてくれたことにより、喜ぶだろう。
それが日本のおもてなしだと思う。相手の気持ちをくみ取って、言われなくてもサービスする。
中国人・韓国人観光客は、わさび増量を希望する人が多い。だから、わさび増量をサービスする。ロジックとしては成り立つ。
ただ、安易ではあるので、失敗することもあるだろう。
だから、その失敗を糧に、サービス向上を目指せばよいと思う。

鉄道の話もそうだ。
関西空港行きの電車なので、観光路線だとは思うが、例えば、生活路線に大人数の外国人が乗車していれば、それは異様な光景だ。
もちろん、だからどうしたと言われれば、それまでなのだが、その異様な空気に何かしらの車掌の気遣いはあっても良いと思う。それが、そういう車内放送であるかは別として。

結局、触らぬ神に祟りなしと思えてくるニュース。

でも、なによりも遺憾なのは、大阪観光局のコメント。「大阪観光にお越しいただいたお客さまが不愉快な思いをされたことはまことに残念かつ遺憾です」
遺憾は残念という意味なので、「まことに残念かつ残念です。」とコメントしているわけだ。

それにしても、こんなのニュースにして、報道するほどのような内容ではないし、日本のマスコミならば、事実は事実として報道しなければいけないが、「同じ日本人として、より一層のサービス向上を目指してほしい」くらいのエールを送ってで締めくくって欲しいところだ。

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